i-revoプロバイダー接続サービス終了で乗り換えの検討
月額550円(税込み)で固定IPを提供するPPPoEプロバイダーであるi-revoが2022年5月末でサービスを終了します。
今まで格安で利用させていただいたので大変感謝しております。
そこでどこのプロバイダーに変更すべきか検討してみます。
BB.excite IPoE接続サービス
これを機にIPoE接続方式の検討をしてみようと思い、月額550円 BB.excite IPoE接続サービス を検証してみました。
この IPoE接続 サービスを利用するためには、IPv6 に対応したサイトが少ないため以下の条件が必要です。
- DS-Lite対応のルーターを使用する。
- 「IPv4 PPPoE」接続を併用する。
【 DS-Lite対応ルータを利用する場合 】
BB.exciteコネクト IPoE接続プランは、設定不要で簡単にご利用いただけます。
IPv6対応サイトもIPv4のみしか対応していないWEBサイトも、BB.exciteコネクト IPoE接続プランで快適にご利用いただくことが可能です。【 DS-Lite対応ルータを利用しない場合 】
・IPv6対応WEBサイト
BB.exciteコネクト IPoE接続プランは「IPv6 IPoE接続」を提供するサービスなので、
IPv6に対応しているWEBサイトは設定不要でご利用いただけます。▼IPv6に対応しているサイト(例)
IPv6は、以下のような一部のWEBサイトしか対応しておりません。
※弊社提供サービスのご案内ではございません。お客様ご自身の責任にてご利用ください。
・You Tube
・Netflix
など・IPv4のみ対応しているWEBサイト
IPv4のみしか対応していないWEBサイトなどは、BB.exciteコネクト IPoE接続プランでDS-Lite対応ルータを利用しない場合では利用できません。
利用するには別途「IPv4 PPPoE接続」という一般的なプロバイダの契約および接続設定を行っている必要があります。▼参考FAQ
・DS-Lite対応ルータを推奨する理由は?
https://bbhelp.excite.co.jp/hc/ja/articles/360000120082・DS-Lite対応ルータをご利用されない場合のIPv4通信方法
https://bbhelp.excite.co.jp/hc/ja/articles/360000120062・DS-Lite対応ルータ一覧
BB.exciteサポート
https://bbhelp.excite.co.jp/hc/ja/articles/360000120241
当方では、ホームゲートウェイ(HGW)として、NTTの「PR-500MI」を使用しています。 「PR-500MI」 での「 BB.exciteコネクト IPoE接続プラン」単独による接続を確認しました。その結果、やはりGoogleなどのIPv6に対応したサイトのみアクセスが可能で、Yahoo.co.jpなどのIPv6非対応のサイトには接続できませんでした。
i-revo のIPv4 PPPoEの接続を復活させるとIPv6非対応のサイトにもアクセスできます。
google.com(IPv6対応)とYahoo.co.jp(IPv6非対応 )のサイトにPING試験をしたところ、 google.com はIPv6のアドレスでアクセスして、 Yahoo.co.jp はIPv4でアクセスしている事を確認しました。
これを見ると、IPv6の応答速度の速さはIPv4よりかなり早い事がわかります。
IPoE接続 はYouTubeやNetflixなど動画系のサイトを頻繁に利用する場合などはメリットはあると思います。
スモールオフィスでの通常の業務で、 ホームゲートウェイ(HGW) のみの設置であれば、世の中のサイトがIPv6が主流になるまでは、IPv4 PPPoE接続のみでも差支えはないかと思います。
安価なIPv4 PPPoE 接続サービス
- BB.exciteコネクト PPPoE接続プラン
- 月額550円(税込)最低契約期間12カ月、6カ月330円のキャンペーンあり。
- 固定IPサービスはオプション月額2,750円(税込)
- IPv6が不要で、固定IPも不要であれば、これがよさそう。
IPoE接続 サービス の落とし穴
いろいろ調べていくと IPoE接続 サービス には落とし穴がありそう。
まず、プロバイダーによって、ホームゲートウェイ(HGW)だけでも、IPv4 over IPv6接続ができるところもあるようです。
その違いは プロバイダー が「フレッツ・ジョイント」という機能を提供しているかどうかということのようです。フレッツ・ジョイントが非対応のサービスの例は以下との事です。
- IIJmioひかり(transix)
- BB.exciteコネクト(transix)
やば!安いからって早まって地雷を踏んだかも。
しかし、NTTのHGWのLAN側に1段DS-Lite対応のルーターをかませれば使えるので、長い目で見ればその方がお得なような気がしてきました。
とりあえず、バッファローの「WSR-1166DHP4」を買ってみました。
バッファロールーターでの transix回線接続
WSR-1166DHP4 と 「PR-500MI」 でのtransix回線に接続した際の手順を後述します。(2022/05/31 04:00)
- WSR-1166DHP4 のWAN側のLANケーブルを 「PR-500MI」 のLAN側のコネクタに接続します。
- WSR-1166DHP4 の電源を入れます。本機のウラに電源スイッチがあります。ポチッと押してONにします。
- WSR-1166DHP4 のLAN側のLANケーブルをPCに接続します。
- 新しいネットワークに接続する事になるので、WindowsPCであれば、接続確認表示がでますので、適切に接続設定します。
- Wifi接続でも良いですが、LANケーブルの方が楽なので、ここではLANケーブル接続で設定していきます。
- WSR-1166DHP4の設定画面をブラウザからログインします。
- 本機ログイン用ID:admin、パスワード:(本体に書いてあります)、を用いてログインします。
- WSR-1166DHP4の設定の流れ(ブラウザの画面から)
- transix回線の自動判別がされます。
- transix回線での接続設定メニューが表示れますので、お薦めの設定を選択します。
- あとは、自動的に回線設定が進んでいきます。
- 完了画面が表示されれば、OKです。
まとめ
transix回線の応答は「超はやい」という印象で、ネット環境が快適になりました。
transix 回線対応のルーターの機種を間違えて購入にしてしまい、買い直ししました。ルータの購入には機種をしっかり確認した方が良いでしょう。
接続確認が、 i-revo 最終日の 2022/05/31になってしまいました。この記事の読者にはもっと早く知りたかったかもしれません。ごめんなさい。
追記
2022/06/01 ネットが繋がらずどうしたのかと考えたら、 「PR-500MI」 のPPPoEの接続を解除するのを忘れていました。