長野市松代町東条802 不動産物件取得の経緯とその背景

当社の松代事業所およびシナジー株式会社の本社を置く、長野市松代町東条802の不動産物件取得の経緯について記録します。

土地の背景

尼厳山(あまかざりやま)の南、奇妙山の西に位置する里山地域で、松代の町並みを眼下にし北アルプス山脈が望める大変風光明媚な土地です。古墳も点在する事から古くから人々が暮らしていた事がうかがわれます。

登記記録から見た変遷

本物件は松代町の名家である恩田大助氏が昭和11年11月14日落札により取得した物件です。昭和50年5月12日に恩田とし様に相続され、その後、住居者であった方に平成11年3月27日に売買されました。

そしてまた、平成16年5月26日に競売開始が決定されました。平成17年7月11日 当社代表の片桐克寿が落札により取得した後、平成19年3月18日 現物出資による資本組込みを実施し現在に至っています。

取得した背景

当時当社はグループ企業の(株)ウィット(長野市)の宝石通販事業の赤字を補填するように同社の人件費を下支えしておりましたが、経営体力が続かないと判断し、このままでは現金資産が底をつき共倒れのリスクが増大すると考え、不動産資産への資産変更を検討していました。

競売により不動産取得を検討し、何件かの入札を行った結果、平成17年7月11日 当社代表の片桐克寿が本物件を落札する事に成功しました。この時は現代表に代表権はなく法人での入札はせず、個人での入札を行いました。その後、平成19年3月18日 現物出資による資本の増資を実施しました。

ほどなく、(株)ウィットの宝石通販事業は撤退に追い込まれ、その後始末に追われつつ、本拠地を東京に移転し事業継続に苦慮しました。

再開発への挑戦

平成29年9月に始業の地である長野に本拠地を戻し、およそ10年間手つかずのまま放置されていた同地の開拓整備に着手しました。

そこに至るまでの関東での事業展開は厳しい道のりで大きな成果は得られず、残された資産は松代の同地だけの状態で、放置されたままであることが心苦しい事もあり、肉体的体力が残っているうちに長野に戻る決意をしました。

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