【製品開発事例】理化学向け フラスコ撹拌機の製品開発

製品の概要

製品の特長

  • フラスコなどの容器内の液体を拡販させる装置
  • 駆動部には日本メーカーのステッピングモーターを採用
  • 回転速度、回転時間、回転間隔、多様な制御が可能
  • PCやシーケンサなどからの遠隔操作

前期種UZ-SM1からのブラッシュアップ

  • トルク数はそのままに回転数が向上(2~600RPM)
  • 真空化での撹拌能力が向上(10kPa~常圧)
  • 継続運転や外部制御など柔軟な運用に対応(複数台外部制御可能)
  • 先進的なデザイン
  • 欧州基準にも適用

開発ストーリー

イントロダクション

2018年初旬に取引先の富士プリント工業様経由で、シーリングミキサーUZU UZ-SM1の製品リプレース開発案件の相談がありました。リプレース課題としては

  • デザインの一新
  • 欧州を含めた海外への販売
  • 量産コスト改善
  • 回転性能の向上

でした。

製品の構成として、モータ部、接続ケーブル、コントローラ、ACアダプタの4ブロックで構成された製品で、モーター部の回転軸の構造設計はUZ-SM1から引継ぎ、電気制御系や筐体はすべて一新する内容でした。

まず、UZ-SM1のコントローラを構造を解析させて頂いたところ、採用されている部品の多くは20年ほど前の部品制定で、複雑でもあり、コスト面で製品の競争力が低下している事を感じました。

と同時に、ステッピングモータードライバー回路の放熱にかなり苦労した設計経緯が感じ取られ、設計者の苦労感も伝わる製品である事を推察されました。

ステッピングモーターは3Dプリンターやプロッターなどに採用され、回転の距離を正確に出せるモーターで、回転させ続ける製品はあまり見たことがありません。当社の開発実績として、パチスロのステッピングモーター制御の経験から、構想検討をしてみることにしました。

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